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新しいシェアハウスの広告なのにまだ完成してなくて、写真もCGもなくいろいろ考えたあげく、レゴで再現しようとした話

JPNEN

登場人物

クリエイティブ
ディレクター:藤原

犬にはあまい。

プランナー:石川

死ぬ前に食べたい飯は御膳。

● 大変です。シェアハウスがまだ完成していません。

僕はプロモーション会社カンバスプロジェクトで働くプランナーの石川。新築シェアハウスのプロモーションを担当してる。
我が社の会議室では、クリエイティブディレクターの藤原と僕が頭を抱えていた。

今週公開予定になっているシェアハウスの特設サイトで使う写真素材がまったく届いていないのだ。自由が丘に新しくできるシェアアウス「わびさびハウス自由が丘」がまだ全然完成しておらず、現場の写真はおろか、CGもイラストもなにもないという…


石川「でもサイトの公開は予定通りです。どうしましょう?

img1-1▲暗雲立ち込める会議室にふたりきり

● 「そうだ、レゴで建物を再現してそれを撮影しよう」と言ったので耳を疑った。

しばらく黙りこくっていた藤原がつぶやいた「そうだ…レゴで建物を再現してそれを撮影しよう」僕は耳を疑った。この人は本気で言っているのだろうか…?

疑問がいっぱいの中近所のおもちゃ屋へ。「お城シリーズはできがいいなぁ、でもドラゴンはシェアハウスに関係ないか…忍者シリーズもあるぞ!…いやこれも違うな…やばいな」

img2-1▲クリスマスプレゼントに個人用にドラゴン付きのお城シリーズが欲しいな。

おもちゃ屋の棚を前に、特設サイトを見て激怒するクライアントが目に浮かぶようだった…

img2-2▲一番頑張れそうなホワイトハウスをチョイス!

● らしい感じを求めて色々やってみる

設計図とにらめっこしながら大の大人がふたりがかりで組み立てて見たもの、シェアハウスのおしゃれ感を伝えるには程遠い出来栄え…

img3-1▲観葉植物。…ただの四角い緑のブロックだな。

撮影の仕方でなんとかしてやろうと思って、カメラをゆっくり移動させられるレールをセッティングした。それらしいキャッチフレーズも乗っけてみよう。…妄想力で全力で補完してみれば…どうだ…らしく見えてきた?

img3-2▲どうでしょう。割といい感じ?

img3-3▲ホワイトハウスのブロックで作ってるので、窓のイメージはデタラメです。

中庭がこのシェアハウスのシンボルだから、しっかり作らないと。人物も入れて雰囲気を…人と建物のスケール感がおかしいな…まぁ…いいとしよう。

ちなみに人形は同僚にショーケース付きで借りたレアアイテムだから、絶対なくさないようにして、元の並び順のまま返さないと怒られることになっている。

img3-4▲もはやただレゴで遊んでいるだけの状態に。レゴって楽しいね。かわいいし。

● よし、みんなで謝りに行こう。

気づけば空は白けている。ブロックが散乱して、戦いの後の荒れ野のようなテーブルを見つめていた藤原がつぶやいた。「よし、みんなで謝りに行こう

img4-1▲「みんなで作ったんだからみんなで謝ろうな」

やっぱりレゴで再現するのは無理だよね。知ってた。でも実際に作ってみると、結構いい線いってるなって思ったんだよ。ほんとだよ。

● ちなみに今はもう工事も終わって素敵なシェアハウスが出来上がってます。

img5-1
▲共同リビング

一人暮らしで借りようと思ったら、とんでもない家賃がかかるんじゃないかと思える、かっこいい階段がある広々リビング。棟ごとにコンセプトが違う共同スペースが設けられていて、これぞ新築シェアハウスならではの贅沢だなと思いました。自由が丘でこういう生活、いいなぁ。

img5-2
▲プライベートルーム

住人のプライベートルームは、それぞれの部屋で形や玄関の位置が工夫されていて、印象が全然違う。すごくいいなと思ったのが、ほとんどの部屋に玄関がふたつあって、ひとつは共有部分を通らずに出入りできる作りになっているところ。真剣に引越しを考えてしまいます。

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